こんにちは。YKです。
9月1日のニュースで、またも国内で新たな新型コロナウイルスの変異株が見つかったとの発表がありました。
新たに見つかった変異株は、南米コロンビア由来のミュー株です。
厚生労働省は1日、新型コロナウイルスの変異株でコロンビア由来の「ミュー株」が、6月と7月に空港検疫で感染が判明した2人から確認されたと明らかにした。8月末に世界保健機関(WHO)が「注目すべき変異株」に位置づけており国内では初めての感染確認。
厚労省はWHOの位置づけを受け国立感染症研究所による検査結果を改めて集計、今回の2例が確認された。検疫以外では現時点で確認されていないという。
引用元:毎日新聞
感染が判明した2人はどちらも空港検疫で感染が判明していて、1人はアラブ首長国連邦に滞在歴があり6月26日に成田空港に到着した40歳代女性で、もう1人はイギリスに滞在歴があり7月5日に羽田空港に到着した50歳代女性と発表されています。
現在国内では、感染力の極めて高いラムダ株が猛威を振るってますが新たに見つかった変異株のミュー株の特徴や症状はどうなのでしょうか?
ミュー株の特徴
ミュー株は今年の1月に南米コロンビアで初めて確認されていて、南米以外にもヨーロッパでも確認されています。
現在コロンビア国内で感染者の39%を占めているミュー株の特徴とはどんな所でしょうか?
ミュー株の大きな特徴のひとつはその非常に高い感染力です。ラムダ株以上の感染力とも言われ、世界保健機関(WHO)は8月30日に警戒度が2番目に高い変異株としてミュー株を位置付けています。
もうひとつの大きな特徴は、現在のワクチンに対して効果を弱める恐れがある変異が起きている所です。
やっとの思いで開発し、接種までたどり着いたワクチンの効果が弱まるとワクチン接種が済んだ人でも感染しやすくなったり、他の株にも感染しやすくなってしまうということです。
それを受けて、厚生労働省は調査をしなおしたところ今回の2名が該当しました。
つまり、6月、7月の時点で感染しており、ミュー株と判明したのが9月ですから、すでに国内にはミュー株が侵入していると考えられます。
これ以上新規株が蔓延しないためにも水際の対策をしっかり行ないってもらいたいところですね。
ミュー株の症状
こちらは、厚労省のホームページより引用した6月時点での感染者状況です。
直近1週間で確認された新規感染者数は110万人以上で、新規死亡者数は約3万2,000人でした。前週と比較して、新規感染者数は同程度、新規死亡者数は7%減少しました。2021年4月中旬以降、全体的な感染者数は減少していますが、中南米の多くの国々では、感染者数、死亡者数ともに増加傾向が続いています。
新規感染者が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数前週との比較 ブラジル 454,710人 213.9人 同程度 アルゼンチン 177,693人 393.2人 17%減少 コロンビア 176,661人 347.2人 1%増加 新規死亡者が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数前週との比較 ブラジル 13,393人 6.3人 14%増加 アルゼンチン 4,217人 9.3人 13%増加 コロンビア 3,725人 7.3人 同程度 引用元:厚労省
中南米では、同じ中南米のペルー由来のラムダ株とともにコロンビア由来のミュー株が猛威を振るっていることが分かりますね。
コロンビアは人口約5,000万人、人口密度は44.75人/km2と世界全体で見ても人口密度165位の国です。
そのコロンビアで人口10万人あたりの新規感染者数が347.2人ですから単純計算でも
人口1億2,600万人、人口密度密度347.1人/km2で世界37位と2倍以上の人口で8倍近く人口密度の高い日本だと10万人あたりの感染者数は、少なくても700人から1000人ということになるでしょう。
そしてこちらが8月17日時点でのアメリカ地域での感染状況となっています。
直近1週間で確認された新規感染者数は1,507,234人、新規死亡者数は19,956人でした。前週と比較して、新規感染者数は8%増加し、新規死亡者数は同程度でした。ドミニカ、セントビンセント・グレナディーン諸島、グアドループでは、過去7日間における新規感染者の増加率が最大となりました。
新規感染者が多い上位3か国
国名 新規感染者数 人口10万人当たりの
新規感染者数前週との比較 アメリカ合衆国 883,996人 267.1人 20%増加 ブラジル 210,254人 98.9人 8%減少 メキシコ 124,103人 96.3人 8%増加 新規死亡者が多い上位3か国
国名 新規死亡者数 人口10万人当たりの
新規死亡者数前週との比較 ブラジル 6,100人 2.9人 3%減少 アメリカ合衆国 4,245人 1.3人 25%増加 メキシコ 3,681人 2.9人 12%増加 引用元:厚労省
南米地域だけに留まらず、北米まで感染拡大していることが分かります。
幸い検疫で見つかった女性は2名とも無症状ですが、コロンビアを中心に中南米では感染者数の増大とともに死者数も増加しています。
症状は既存のコロナウイルスと同様で発熱・倦怠感・肺炎などの気管支障害を引き起こすのは一緒ですが、ワクチンの効果を弱体化したり高い感染力で感染拡大を起こします。
ラムダ株と同様日本国内でも猛威を振るうと予測されています。
まとめ
今回の記事では、日本国内で初めて感染が確認された新型コロナウイルスのコロンビア由来の変異株であるミュー株について
・ミュー株の症状koronnbia
について書きました。
この新しい変異株の拡大が日本国内で最小限で収まるように私達ひとりひとりが、今まで以上に気をつけて行動しなければいけませんね。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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